基準値は変わる?

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血圧の基準値って、4年ごとに変わることをご存知ですか?

時代が変わるごとに基準値も変わるのですが、最近は年を重ねるごとに基準値はより低くなる傾向にあるようです。

血圧とは

血圧の基準値について説明する前に、血圧とは何なのかを簡単に説明します。
心臓はポンプのようになっており、圧力をかけて血液を血管に送り出します。
押し出された血液は動脈を通って、全身に酸素や栄養分を運びます。
そして、静脈を通って老廃物を集めながら心臓へと戻ってきます。

ここで血圧とは、血液が血管の壁を押す力のことで、これは、心臓から送り出される血液の量と血管の硬さによって決まります。

血圧を測った時、「上」「下」の2つの値が記録されますよね。
「上」は、収縮期血圧(心臓が収縮して、血液が送り出され血管に一番圧力がかかっている状態)、「下」は、拡張期血圧(心臓が血液を送り出してしまい、血管に一番圧力がかかっていない状態)を表しています。

血圧の正常値

現在、血圧の基準値は、正常血圧=収縮期血圧が130mmHg未満・拡張期血圧が85mmHg未満が基準値とされています。
また、軽度の高血圧と診断される値は、血圧が140/90mmHg以上が判断の基準値となっています。
ただ、血圧は低ければ低いほど心臓病などのリスクが低くなるので、この基準値は今後下がっていくでしょう。

高血圧はよくないということは誰でも知っていると思いますが、どうしていけないのか理由をご存知ですか?

よく言われているのは、動脈硬化を引き起こすのが一番の問題と言えます。
動脈硬化とは、血管が弾力を失い、血管の内側が狭くなる状態です。
血管の内側が狭くなると、流れる血液に対する抵抗が強くなるので、血圧はさらに上がります。
そして、さらに動脈硬化が起こり…と悪循環になってしまいます。

動脈硬化は、脳卒中(脳梗塞や脳出血など)や心臓病(狭心症や心筋梗塞など)など、生命に関わる病気を引き起こします。

このため、一般に高い数値はよくないと言われているのです。

高血圧の症状

高血圧の自覚症状には、頭痛やめまい、肩こり、むくみ、動悸などがあります。
しかし、全く自覚症状がなく突然倒れたりする場合もあります。
高血圧は甘く見ていると恐ろしい事態を引き起こしかねないので、測定でして基準値より高いと診断されたら放置せず治療するようにしましょう。

高血圧の原因は不明であることも多いのですが、塩分の摂りすぎやストレス、過労、運動不足、肥満などが基準値から外れてしまう危険因子として言われることが多いです。
特に、基準値から外れている方は、塩分の過剰摂取に注意しましょう。

高血圧の早期発見のためには、健康診断を受けに行くのもいいですが、最近は自宅で簡単に測れる血圧計もあるので、定期的に測定して自分の血圧が基準値であるのかを確認しましょう。
そして、基準値より高かった場合、原因をはっきりさせて、治療が必要な場合は病院へいきましょう。

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